のれんでよくある家紋の間違い|3つの事例をご紹介
2023年06月22日
オーダーのれんドットコムの店長 福本です。
先日のれんをお届けしたお客様から、納品後1週間位経って「家紋を変更して再度作りたい」とご連絡いただきました。
詳しくお話を伺うと「前回の注文では、似た形の家紋を間違えて送ってしまった為、作り直したい」とのことでした。
たしかに家紋ってどこの家にもありますが、年に数回、お墓参りの際に見る程度で「何となくこんな形」くらいで覚えている方も多いのではないでしょうか?
家紋は数万種以上あるといわれていて、似た形の家紋も沢山あります。今回は、よく使う家紋で、間違い易いものをご紹介致します。
五三の桐・五七の桐
違いは分かりますか?
上部の葉
五三の桐:中央5枚・左右3枚
五七の桐:中央7枚・左右5枚
五三の桐:中央5枚・左右3枚
五七の桐:中央7枚・左右5枚
ここの違いを知らないと二つとも同じ家紋だと思ってしまいますね。
さらに家紋の周りに丸が付く、丸に五三の桐や丸に五七の桐もございます。家紋の周りに丸が付くかどうかも、しっかり確認してください。
左三つ巴紋・右三つ巴紋
この家紋は勾玉の数が違います。
さらに勾玉の回転方向が異なる『右二つ巴紋』『右三つ巴紋』が存在するので注意が必要です。
左三つ巴紋と右三つ巴紋を並べてみました。
このように並べると違いに気付きますが、単体でみると気付きにくいですよね。のれんや日除けのれんに入れたい家紋が左巴紋か右巴紋かも注意して確認してください。
十菊紋・十六菊紋
菊の花
十菊紋:10枚
十六菊紋:16枚
十菊紋:10枚
十六菊紋:16枚
これも小さなお写真などでは違いが分かりにくいですね。
まとめ
今回は間違えやすい家紋について、いくつかご紹介をしました。
家紋の間違いをなくすために、名称は正確にお伝えください。
例
×「家紋は菊紋で」
◎「家紋は十菊紋で」
名称と合わせて、「この家紋」と分かるようなお写真も一緒に送って頂くと、こちらでも確認が出来ますので間違いがおきません。
どこの家にもある家紋ですが、このマークを入れるだけでオリジナル感が出ますし、伝統的な感じがしますよね。
のれんや日除けのれんを作りたいけど、デザインが思い浮かばないなんて方は、シンプルに家紋を入れたのれんや日除けのれんを作ってみてはいかがでしょうか?
最後に実際に家紋を入れて、のれんや日除けのれんをお作り頂いたお写真をご紹介します。
以上オーダーのれんドットコム店長 福本でした。
お客様の要望をベースに作り上げていく、オリジナルののぼりや旗、幕、のれん、看板を、6つのインターネットショップを通じて受注、全国に製造販売。
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