教えて!Q&A
のれんの撥水加工で何か注意点はありますか?
では、撥水加工に関する注意点を3つお伝えさせて頂きます。
一つ目。
撥水加工したのれんは洗濯を繰り返すにつれ、目には見えませんが撥水の被膜がひび割れてきて、そこから水が入り込み撥水効果が徐々になくなっていきます。
但し、アイロンをかけて頂くとひび割れは修復され、再び同じように撥水効果を発揮するようになりますのでご安心ください。洗濯及びアイロンの繰り返しは20回くらいまでなら大丈夫です。
雨に濡れる場合も同じとお考えください。最初は水を弾きますが、雨に濡れる度にひび割れてきますのでアイロンを当ててください。
二つ目。
撥水加工は余分に1週間お時間がかかりますので、余裕を持ってご注文下さい(これを避ける為に、元から撥水加工済みの「撥水クロス」という生地を使う方法もあります)。
最後、三つ目。
撥水加工と防炎加工は同時にはできません(撥水クロスも防炎加工はできません)。どちらか一方だけになります。
以上が撥水加工に関する注意点となります。ちなみに、撥水加工のやり方としては一般的に、撥水の溶剤の中に漬け込む方法と、撥水の溶剤をのれんにスプレーする方法の二通りありますが、当店のやり方は前者です。スプレー式だと、どうしてもムラになってしまう率が高くなるからです。
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