教えて!Q&A

袋縫いと共チチのメリット、ディメリットを教えてください。

どちらか一方の仕上げ方法が、特に劣っているとか特に優れているという部分はございません。 
袋縫いと共チチで加工金額の違いもございませんので、多くのお客様が見た目の好き嫌いでお選びいただいているのが実情です。

ただそれでは選びにくいと思いますので、強いて言えばというものを書かせていただきます。ご参考になさってください。

〜袋縫いのメリットとデメリット〜

◯風で寄りにくい(外に掛けるのれんにおすすめ)
◯上まで、広くデザインが入れられる(棒を通す部分にもデザイン可)
✕のれん棒を支えることができるのは両端のみなので、大きなのれんの場合、棒がしなる可能性がある(下図参照)

上記の他にも、別布を縫い付ける共チチ加工に対して、袋縫いの方は一体ものなので若干強いかも知れません。

〜共チチのメリットとデメリット〜

◯両端以外(例えば真ん中)でものれん棒を支えられるので、大きなのれんを作る際におすすめ
のれんの横幅が3,000mmを超えるような場合、のれん棒が長くなるためにしなってしまうことがあります。その場合、共チチ加工なら下図のように真ん中あたりでのれん棒をロープや紐で支える(吊り上げる)ことができますが、袋加工ではそれができません。

◯のれん棒が見える(竹ののれん棒を使えば、より和の風合いを演出できる)
✕風で寄りやすい(カーテンのようになびいて寄ってしまう)
ただし、ズレ防止ストッパーを利用すれば防ぐことは出来ます。

他には、共チチの場合、強風にあおられのれんが動くことによりチチに負担がかかります。そのため一番動きやすい端のチチがちぎれてしまう場合があります。

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