集客アップ3つの関門
~店頭集客の実例~
のれんや日除けのれん等を使った店頭集客の実例をご覧いただく前に、
その要諦と言いますか、店頭集客の本質、勘所をまずはご理解いただきたい思います。
早速ですが、あなたがお客様にご入店頂きたい、そうお思いなら
3つの関門をお客様に超えてもらう必要があります。
たとえ一か所でも通過出来ないと、お客様はあなたのお店に入ることはありません。
その関門とは、以下の3つです。
つまり、
お客様は、あなたのお店を知って【認知】、
そして【興味関心】を持ち、他店と【比較】して、
その結果「ここがいいなぁ~」「ここにしよう」と思って初めて入店する
ということです。
逆に、お客様があなたのお店のことを知らなければ、
あなたのお店の前に来ることはありませんから、当然入ることもありません。
仮に知って店前に来られたとしても、興味を持てなければ入ることはありませし、
興味を持ったとしても、何か不安なことがあれば他店に行かれてしまうことになります。
この入店のメカニズムが分かれば、集客を向上させることが出来ます。
お客様がどの関門で止まってしまっているかを突き止めることさえできれば、
その関門を越えてもらうべく「打ち手」を打てばいいだけだからです。
もしこうしたメカニズムを知らなければ、闇雲に手を打つしかありませんから、
その場合、効果に時間がかかったり、そもそも的外れの可能性さえ考えられます。
これをお読みのあなた様にはそうした無駄に陥ることのなく、
きちんと結果に繋げていただけるよう、
これから各関門ごとに通過策、打ち手を順にご説明していきますので、
自店では、
お客様がどこで止まってしまっているか、どの関門に問題があるのか?!
その関門を通過するために、具体的にどうすればいいのか?!
というスタンスで、どうか読み進めていってください。
と言っても何も難しいことはありません。
その打ち手は、のれんや日除けのれんなどを使って簡単に行うことが出来るからです。
そして、それこそが、のれんや日除けのれんなど「看板ツール」の本来の役割なのです。
ここで、先ほど出てきた関門のフロー図に、
のれんや日除け幕などの各種看板ツールを追加します。
これが各関門の打ち手になります。
●看板ツールが、お客様の関門越えを可能にする理由!
人間は行動を起こす前に、必ず視線が先行します。
例えばお客様が店前で立ち止まるには大前提として、それより先に、
店もしくは看板ツールの存在に気付いているはずです。
店もしくは看板ツールも何も見ないで立ち止まるようなことは絶対にしないでしょう。
ですから、認知してもらったり、興味を持ってもらったりしようと思えば
まずはお客様の視線をコントロールというか、ナビゲートする必要があるのです。
つまり、集客を考える上で大事なのは、動線よりもむしろ視線の方。
これが、のれんや日除けのれんなどの「看板ツール」が、
各関門を越えてもらうための打ち手になる!
いや、それこそが「看板ツール」の本来の役割だと言った理由です。
だからと言って、どんなもの・どんなデザインでもいいかというと、
もちろんそうではありません。
実際のところ、これほど重要な役割が与えられている「看板ツール」ですが、
こういったことを考えながら作っている方は、残念ながらそう多くはいらっしゃいません。
のぼりや垂れ幕、タペストリーやのれんなどは、
手軽に作れるのがメリットなのですが、
それゆえあまり深く考えずに作ってしまいがち。
特に、これらを単独で考えて作ってしまうケースがよく見受けられます。
これは非常にもったいないこと。というか、せっかく作っても効果半減です。
大切なのは、それら媒体やそこに載せるメッセージを単独で考えるのではなく、
各関門をお客様が流れるように、関連付けて作ることです。
お客様に知ってもらって、興味を持ってもらい、
最終的に他店と比較の上、入店してもらえるよう、
視線を順にナビゲートしていく。
それぞれの関門で看板をこう使って、
そこにはこんなメッセージを打ち出してと、
周到に計算の上、作ることが大切なのです。
そうすることが、最終的な来店者数を増やすことに繋がっていきます。