昇華転写部門担当の小形です。
昇華転写の敵
2015年05月29日
昇華転写捺染をするにあたって最大の敵
それは「糸くず」です。
もともとの生地に付いている場合や、生地をカットした際に出てしまうものなので、
この仕事には何かと付き物なのですが
これがなかなか厄介です。
昇華転写捺染は染めたい生地に塗料がのっている転写紙を挟み込んで、200℃の鉄板で
プレスすることによって生地に色・模様がのります。
これが生地と転写紙の間に糸くずが挟まっていると、当然糸くずの方に色がのります。
そして生地の方に糸くずの跡がクッキリと残り、肝心の色や模様がのっていない状態になります。
丁度夏の海で日焼けをして、水着の部分だけ焼けてないような具合ですね。
こうなってしまうともう頭をかかえることしかできず、全て最初からやり直しです。
色がのっていない所だけ昇華転写する技が欲しいなぁと常々思っていますが、技術的に難しいようです。
なので、生地に糸くずが残っていないか、作業台に小さなゴミはないかのチェックはもちろん
ゴミ取りのコロコロ状の粘着テープで作業台を必死に掃除するのが日課です。
それでも稀にやらかしてしまうので、まだまだですね。
お客様にとっては、どれも大切な一枚ですので妥協する事なく
最高ののれんや日よけのれんをお届け出来るように頑張ります。
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