オーダーのれんドットコム昇華転写部の小形です。
「RGB」と「CMYK」って何?
2016年04月26日
お客様の中にはハクロマーク以外の印刷屋さんをご利用の方もいらっしゃると思います。
印刷屋さんにデータを入稿して印刷してもらうときに、色をCMYKで指定するようにお願いされた覚えがある方はいませんか?
パソコンのお絵かきソフトなどを使ったことのある方には、
色味の指定方法はRGBの方が馴染み深く、CMYKって何ぞや?となり面食らった方もいるのでは。
今回はのれん製作の現場から、なぜ色の指定はCMYKの方が良いのかを解説してみたいと思います。
少し固いお話になりますがお付き合いいただけると幸いです。
・RGBとCMYKの違い
上記の画像の通りRGBは色が混ざれば混ざるほど白に近づいていき
CMYKでは色が混ざれば混ざるほど黒に近づいていきます。
これを難しい言い方で加法混色・減法混色といいます。
そしてR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の色の組み合わせで色が決まるのは
テレビやパソコンのモニターといった光で色を表現するものに限ります
一方CMYKは一般的な絵具等と同じでC(シアン-青系の色)、M(マゼンタ-赤系の色)、Y(イエロー-黄色)、K(黒色)の比率で色が決まります。
RGBは光の色味、CMYKは現実の物の色味と考えるとしっくりくるかと思います。
もちろんRGBでデータを作成しても自動でCMYKに変換されて出力されますが、
加法混色、減法混色の違いにより
想定していた色味のニュアンスが変わってしまうことが多々あります。
具体的な一例では肌色のイメージで着色しても、RGBからCMYKに変換すると緑がかったりします。
ですので、あらかじめCMYKで色味を決めた方がイメージ通りの色で出力されやすく
最終的なイメージとズレが少なくなるというわけです。
以上、ダラダラと書いてしまいましたが面倒くさいよ!って方もいらっしゃると思います。
そんな方も身の回りにあるものを色見本として送って頂くと
我々が責任をもってご希望の、のれんカラーにバッチリ合わせますのでご安心ください。
以上、オーダーのれんドットコムの小形でした。
▼追記
Photoshopを使ってCMYKモードのファイルを作成するやり方を追記します。
新規作成時に出るダイアログボックスで上記の画像の通りにカラーモードを指定。
カラーウィンドウがRGBのままのはずですので、右上のボタンをクリックして
カラースライダーをCMYKに変更。
あとは普通に画像を作成して保存をしていただくとCMYKモードのファイルが作成できます。
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