オーダーのれんドットコムの店長、福本です。
のれんの関西風(袋縫いタイプ)と関東風(共チチタイプ)
2016年06月21日
雨降りの日が多い時期になってきましたね。
合羽で通勤している私は、なかなか辛い時期ですが、サウナに入っているつもりで
密かにダイエット効果を期待しております。(笑)
関西地方はもう少し梅雨空が続きそうですが、雨も必要と受け入れたいですね。
話は変わりますが、先日お客様より「関東で使うので関東風の加工にして下さい」と
いうのれんのご注文を頂きました。
関東風・関西風と言うのは上部の加工のことで、共チチを付けるのが関東風、袋縫いに
するのが関西風です。
最近は「関西で使うから関西風」「関東で使うから関東風」でないと駄目という事は
無いですよとご説明させて頂いたのですが、この呼び方が分かりにくいですよね。
一説によると、のれん発祥の地、京都では「袋加工」といって、上辺をトンネル状に縫い上げますので、棒を通しても見えなくなるのに対し、江戸では、チチ(乳)という布地をわっかにして上部に縫い付ける方法をとります。
そのため暖簾棒は「袋加工」と違い、はっきりと見えることになります。
これは、「隠す」ことをよしとする京都と、「現す」ことをよしとする江戸の文化の違いによるものと言われています。
同じ日本でも考え方・感じ方が違うのは不思議ですね。
オーダーのれんドットコム店長福本でした。
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