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オーダーのれんドットコムの小形です。
エラーの発生しやすいデータについて
2016年09月23日
今回は印刷時にエラーが発生しやすいデータについてうんちくを語ってみます。イラストレーターを用いたデジタル印刷をしていると、
印刷時にエラーが起きやすい傾向にあるデータがあります。
それはずばり「透明効果」を多用したデータです。
例を挙げますと……
このようなデータです。
上の方のピンクの雲が透けているのがわかりますでしょうか。
この画像は不透明度の数字を指定して透過させたり、描画モードを通常以外しています(この例では乗算になっています)
このような効果を使っていると印刷時に描画エラーが起きる確率がグッと高まります。
実際にこのまま出力すると……
ご覧の様に文字の部分が潰れたり荒れます
この状態になったら、様々な調整と設定をして
このようにきれいな状態になります。
他にもぼかし、グラデーションなどの効果を使うと化けてしまうことが多いようです。
なぜこのような状態になるかというと、印刷するためのファイルの形式に秘密があります。
のれんや日よけのれんのデザインはイラストレーターというソフトを使って作成し、
AI形式というファイルで保存されます。
しかし、印刷する際には印刷に適したEPSというファイル形式で保存しなおされます。
このEPSとAIでは透過部分やぼかし、グラデーションの解釈が違うため
設定によってはエラーを吐き出すことがあります。
しかしEPSはエラーを吐いたデータでも、なんとか頑張って印刷しようとする為
無理やり出力した結果、上の写真の様に化けてしまうことがあるのです。
上記の様にエラーの起きやすいデータというのは確かにあります。
ですが、どんなデータでも化けないようにしっかりと調整。
またエラーが起きていないかを入念にチェックし
綺麗に商品をお客様にお届けするのがオーダーのれんドットコムの仕事です。
お客様のデザインに制約があってはならないので
エラーが起きやすい効果でも気にせずに、じゃんじゃん透明効果を使って素敵なデザインを作成してくださいね。
オーダーのれんドットコムの小形でした。
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