HOME > のれん > 昇華転写生地の裏表の色の違い
オーダーのれんドットコムの小形です。

昇華転写生地の裏表の色の違い

2016年11月25日
今回は昇華転写機についての話を少ししてみたいと思います。

昇華転写はアイロンの様に熱板でプレスし、インクを昇華。
それを生地に吸着させることによって色を染め上げています。



これが昇華転写機の鉄板です。
この鉄板に土台を押し当てて熱をかけます。

つまり熱源は片面からのみで両面からかかるわけではないです。
しかし高圧でプレスする為裏面まで熱がかかり両方転写される仕組みになっています。
このような仕組みになっているので実は表と裏でかかる温度の違いが原因で若干の色味の違いがあります。

一例としてこのようになります。
写真の右側が表、左側が裏になります。


バンテン黒


厚手スラブ赤


厚手スラブ黒

人によっては全く気にならないレベルかと思いますが
それでも厳しい目で見れば若干色が違っています。

傾向としては厚手の生地かつ黒等の濃いめの色に近づくほど
表と裏で色が変わりやすいです。

転写の圧力や時間を調整して、より色の違いが目立たないように
ベストな組み合わせを日々模索しています。
今ではだいぶん目立たなくなったので一安心ですが、まだまだよくできる余地はあるので
これからも継続して取り組んでいきたいと思っています。

オーダーのれんドットコムの小形でした。




Instagram

友だち追加



ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント

名前
メール
URL
内容

情報を記憶する
プロフィール
管理者:オーダーのれんドットコム店長@福本

プロフィール画像

株式会社ハクロマーク製作所に勤務して18年。オーダーのれんドットコムの窓口業務の前は7年間、のぼりやのれん、旗などの製造に携わっていました。その経験や知識を活かし、現場出身ならではのわかりやすい説明と迅速な対応で、お客様が安心してご注文できるようナビゲートいたします。
<< 2016年 11月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
最新記事