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オーダーのれんドットコムの小形です。
一見同じ絵柄でも……
2017年04月05日
突然ですがクイズです。
上記の画像ではイラストレーターで作られた花びらの絵が並んでいますが、
この二つの違いがわかりますでしょうか?
正解は……
花びらの向きではなく、イラストレーターでワイヤーフレーム表示にするとわかります。
こうです!
左の花びらはデータの線がスッキリとしていて、右側の花びらは何やら斜線がたくさんありますね。
これは花びらのフチにある金風のグラデーションの部分が割れている為、このような状態になっています。
イラストの状態では両者の違いがわかりづらいので、一見何も問題ないように見えますが
いざイラストレーター上で編集するとなると右側のデータは少し厄介です。
線(イラストレーター上ではオブジェクトといいます)の数が多いため、その分データが重たくなります。
もちろんこの程度なら全然問題はありませんが、もっともっとオブジェクトの数が多くなると
それに比例してデータも重たくなり、あまりに数が多くなりすぎると
パソコンがうんともすんとも言わなくなりエラーが起きる可能性が高くなるので、
やはりデータはなるべく軽くなるに越したことはないです。
なぜこのようなことが起こるかというと
通常イラストレーターではファイルをAIという形式で保存するのですが、
人から人へデータのやり取りをするうえで、イラストレーターを持っていない人がいた場合
AIからEPS、EPSからPDFなど異なる拡張子をまたぐ時があります。
そういった時に別のファイルをまたいだ際
グラデーションやぼかしといったイラストレーター独自の機能をつかったデータでは
ファイルの形式によって解釈の仕方が変わり
それでもなんとか絵にしようとする為、こういったことがおこる事があるようです。
このような状態になった場合大本のAIファイルがあれば、解決しやすいので
ファイルの形式をまたぐ際もなるべくAIも残しておくと
なにかとスムーズにいく……かもしれませんね。
以上オーダーのれんドットコムの小形でした。
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