のれんを縫製するときの糸の選び方
2024年10月15日
こんにちは。
オーダーのれんドットコム、縫製担当の長倉です。
のれんの仕上げに欠かせないものと言えば・・・「糸」。
そこで今回は、のれんを縫製する時の糸についてお話します。
のれんを仕上げていく際、本体の生地色とよく似た色糸で縫製するのが基本です。糸を目立たせない為です。
なので縫製部では、お客様からご注文いただく様々な色ののれんに対応するため、現在20色の色糸を取り揃えています。
ただ、生地の色が赤や黄色など原色の場合は糸も赤色、黄色と迷わないのですが、微妙な色の場合、どの色糸にしようか悩むときがあります。
そんな時の為に、こんな道具を用意しています。
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色糸見本
使い方は、生地の上に置いて、似た色もしくは一番目立たない色、そんな観点で糸を選びます。
実際に縫製した色糸
ただ、このような道具を使っても、(縫う)人によって選ぶ色が違ってくることが多々あります。AさんとBさんが必ずしも同じ糸を選ぶとは限らないのです。
ご覧の通り先の道具はデジタルツールではありません。人間が、重ねて、「この色が近そう」って見て判断しますから、人それぞれになってしまうのです。
ちなみに、この、人による違いが最も現れるのが「紺色」の時。
一口に紺色といっても、薄い紺から濃い紺と様々。
お客様にお送りしている無料の生地見本帳に印刷した「42紺」と「43濃紺」を例に説明します。
私だったら生地色が「42紺」だと青糸、「43濃紺」の場合は黒糸で縫うと思うのですが、同僚の南本に聞いてみると、「43濃紺」も青糸で縫いたい派でした。
このように判断が分かれてしまいます。
あっ、でも、同じのれんが複数枚あってそれらを部員が分担して縫製する時は、事前に打ち合わせして同じ色で縫いますので、どうぞご安心ください。まちまちになったりしませんのでご心配なく。
まぁ実際のところ、どちらの色糸で縫っても、縫ってしまえば違和感はない程度の差、なんですけどね。
糸の色に関して、ご希望があればその色で縫製できますのでお気軽におっしゃってくださいね。
ご指定がない場合は私達の独断になりますのでご了承くださいませ(笑)
以上、オーダーのれんドットコムの長倉でした。
お客様の要望をベースに作り上げていく、オリジナルののぼりや旗、幕、のれん、看板を、6つのインターネットショップを通じて受注、全国に製造販売。
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