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【家庭で出来る】のれんの作り方|画像付きで分かりやすく解説

2023年03月15日

店内の目隠しとしてのれんが必要になり、手作りしたいと考えているあなた。「家でのれんは作れるの?」「何が必要?」など、気になっていることが多いのではないでしょうか。

当社では、月に180件以上ののれんを製作しています。そんな製作のプロが、作り方を徹底解説。ぜひ最後までご覧ください。


家庭でのれんは作れるの?


普段からハンドメイドをされている方ならともかく、本当の素人が商品のように作ることができるの?と疑問に思われている方も多いと思います。

結論から申し上げると、経験のない方でも作ることはできます。具体的な手順や作り方は後ほど説明しますが、慣れていない人でも大体40分程度で製作できると思います。


用意しておくもの


・ミシン
・布
・ハサミ
・アイロン
のれんを家庭で作る時に用意する物画像

使用する布ですが、あまり厚みがあると、家庭用のミシンで縫うのが難しくなってしまいます。分厚い生地は避けて、なるべく薄手の素材を選びましょう。基準としては、50番手ぐらいまでがおすすめです。加えて、生地に伸縮性がない方が比較的縫いやすいです。これらを踏まえて、素材をお選びいただければと思います。
丸十
https://shop.maru-jyu.com/products/list?category_id=2
言わずと知れた母たちの味方。シンプルな無地からポップでカラフルな生地まで豊富な品揃えが特徴なので、デザインに迷ったらこちらのサイトを見るのが良いでしょう。インテリアに合わせて、お好みの生地を選びたいですね。


必要な下準備


早速製作にといきたいところですが、生地を希望のサイズにカットしておく必要があります。用意する布の大きさは以下の数式に当てはめて算出してください。尚、今回は上部を袋状にして棒を通す袋縫いで作っていきたいと思います。

横幅=想定しているのれんの横幅÷巾数+40mm を巾数分

※巾数とは、のれんの割れのことを指します。
のれんの割れについて

高さ=作りたい暖簾の高さ+30mm+(袋加工の幅+10o)

袋加工の幅は、使用する棒の直径によって、変える必要があります。私どもが推奨しているサイズは以下の通りです。
袋加工の推奨幅

例)横幅760mm×高さ600mmで2巾ののれんを作りたい(直径24mmの棒を使用する)場合
横幅:760÷2+40=420o
高さ:600+30+70(袋加工の幅+10o)=700o

この大きさで作る際には、420×700mmの布を2枚用意する必要があります。このように先ずは設置する場所を測り、それに合うサイズの布を購入。適切な大きさにカットすれば、下準備は完了です。
のれんの下準備
※当社で製作する場合、写真の通り裏面の折り目に薄っすらと線を印刷します。これが折りこむ際の目安になります。家庭で行う際には、チャコペンで線を引いておくと綺麗に製作することができますよ。


のれんの作り方を解説


ここからは実際に2巾ののれんを作っていきます。写真とともに、5つの工程に分けてご紹介します。


@布の表同士を重ね合わせる


布の表同士を重ね合わせる


A端から20mmのところを上から縫っていく


端から20mmのところを上から縫っていく
どこまで縫うかはお好みですが、当社の標準は高さの4分の1程度です。柄がある場合は上下が逆にならないよう注意しましょう。


B生地を広げ、両サイドと中央を10mmの幅で縫う


生地を広げる
両サイドと中央を10mmの幅で縫う
割れ部分と両端を縫っていきます。ご覧の通り二つ折ではなく、三つに折って縫製することをおすすめします。これによって強度が増し、糸がほつれにくくなります。


C上辺:10o折ってから、袋幅に合わせて縫う


上辺を10o折ってから、袋幅に合わせて縫う
のれんの袋加工
ミシンで縫っている際、定期的に定規で幅を測ると、均等な袋幅で作ることができます。


D下辺:10o折ってから、20oの幅で縫う


三つ折り縫製
のれん
慣れない方は、布を折り曲げながら縫うのは結構難しいと思います。そんな時にはアイロンがおすすめ。先にアイロンを当てて、折り目を付けておけば、縫うことに集中することが出来ますよ。


のれんの完成


のれん完成

ご覧の通り、ジグザグ縫いや特殊な縫い方はありません。時間はかかるかもしれませんが、家庭でものれんを作ることはできます。

とはいえ、文章では難しいと感じた方も多いと思います。作り方を動画でも紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください!



共チチはできる?


今回は、袋縫い加工の作り方をご紹介しました。他にも『共チチ加工』と言って、同じ素材で輪っかを作り、縫い付ける手法もあります。しかし、共チチ加工になると、布をカットしたり、縫製の手間が倍近くかかってしまいます。もし家庭用のミシンで作る場合には、今回ご紹介した袋縫い加工が良いでしょう。
のれんの共チチ加工


『手作りは難しい』と感じたら


ここまでご覧いただいた方の中には「思っていた何倍も難しい、、」と感じている方がいるかもしれません。今でこそ慣れましたが、最初は私もとても苦労しました。

不安を抱えている方は、ぜひお任せください!当社はオリジナルのれんがmm単位で、そして1枚から製作できます。


製作する場合の価格


「オリジナルデザインとなると高いのでは?」そんなあなたに向けて、製作にかかる費用について、触れていきたいと思います。

当社ではお客様がのれんを使う場所や目的に合わせて、染め抜きでも片面でも印刷することができます。もしパントリーや厨房が見えないように目隠しとして使用する場合、お客様から見えるのは表だけですから、片面染め(裏は白)がおすすめです。

仮に、代表的なサイズで製作する場合の金額がこちらです。
のれんの価格表

見積りフォームでは、希望のサイズを入力し、生地を選択するだけで、いつ・どこでも簡単にお見積りを取ることができます。もちろん無料ですから、先ずはお気軽にご利用なさってください。
ご注文・お見積りフォーム
https://www.hakuromarkss.jp/product_form/noren/spec


【まとめ】のれんの作り方


今回は、家庭で出来るのれんの作り方をご紹介しました。

・目隠しとしておしゃれなのれんが欲しい
・自分でのれんを作れるかどうか知りたい

こんな悩みを持つ方にとって、少しでもお役に立てれば嬉しいです。「サイズはどれくらいが良い?」「この場合は、片面か両面どっちが良いの?」「商品が届くまではどのくらい?」などご質問があれば、お気軽にご相談くださいね。


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管理者:オーダーのれんドットコム店長@福本

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株式会社ハクロマーク製作所に勤務して18年。オーダーのれんドットコムの窓口業務の前は7年間、のぼりやのれん、旗などの製造に携わっていました。その経験や知識を活かし、現場出身ならではのわかりやすい説明と迅速な対応で、お客様が安心してご注文できるようナビゲートいたします。
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