皆様、こんにちは。
のれんの縫い縮み解消!!
2017年08月16日
オーダーのれんドットコムの長倉です。お盆休み中の方も、お盆も関係なくお仕事されている方も体調など崩されていませんか?
私は、本日お盆休み明けで少々ボーっとしております。
お休み中はバーベキューが続き、まだ体が煙臭いように感じます(笑)
まだ暑い日は続きますが、元気に頑張りましょう!!
さて、今日は、のれんの縫い縮みについてお話させていただきます。
のれんに限らず、縫製する際は生地が突っ張らないように糸の調子をしっかり合わせて縫製するのですが
どうしても多少の縫い縮みが出てしまいます。
のれん(特にポプリン)は使用する際に、それが結構気になる…とご指摘をいただいた事も何度かあります。
この問題は何年も前からあって、ネットで調べてみたり
ミシンの講習会などを開いている業者さんに聞いてみたりしたのですが
改善策が見つからず、困り果てていました。
そんな時、最近お世話になっているミシン屋さんに、修理をしていただくついでに聞いてみたら…
即答で改善策を教えてくれました。
その改善策というのがこちら↓↓↓
赤丸の部分は生地を前に送る送り刃というものです。それが斜めになっているのがお分かりでしょうか?
この、送り刃を斜めにする事が改善策だったのです。
送り刃が真っ直ぐになっていると、生地が針の下に入っていくスピードよりもそれを送り出すスピードの方が遅くなり
生地がたわんでしまい、縫い縮みが発生する。という仕組みだそうです。
斜めにする方法は青丸の部分。紙を挟んで高さを出すという、アナログな方法(笑)
少しマニアックすぎて分かりにくいですよね。
しかし、長年この問題に悩まされてきた私達にとっては、まさに目から鱗。
「へ〜〜〜!!」「なるほど〜!!」「すご〜い!!」連発でした。
その効果は写真を見ていただければ一目瞭然。
↓↓↓
右が改善後になります。紙のようにピンと張っています。
こう見てしまうと、左がものすごくひどく見えてしまいますね(>−<)
何故今まで聞いたミシン屋さんからはこの改善策が出てこなかったのか…
もしかしたら、常識すぎて出てこなかったのか…なんて思うと
やはりまだまだ勉強が足りませんね。
このようにいろいろな問題があって知識が増えていくと思いますので
何か気付いたことなどありましたらご指摘いただけると有難いです。
以上、オーダーのれんドットコムの長倉でした。
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コメント
[1] まき | 2022/11/09(Wed) 18:07
縫製職人です。神がかっています。あまりの感謝でコメント失礼しました。本当にありがとうございました!