のれんの文字を読みやすく!簡単★配置講座
2017年12月27日
皆さまいかがお過ごしですか?オーダーのれんドットコムの小林です。
とうとう2017年、最後のブログ更新となりました。
皆さまにとって
2017年はどんな年でしたでしょうか?
大人になると「1年があっという間」と感じる方も多いようですが、
私は逆に、1日1日がすごく充実して
1年がとても長く感じております。
ひとえにこれは、
毎日たくさんのお客様からご注文いただいて
日々、さまざまなデザインを考えているおかげかなと
感謝しております。
今年もたくさんのご注文ありがとうございました!
話は変わって、
先日当社でも、忘年会が行われました。
そこで、1年間の振り返りと、来る2018年への抱負を
ひとり1分間ずつスピーチしたのですが、
私の来年の抱負はずばり
「綺麗な文字を書けるようになる!」です。
恥ずかしながら、私、字が下手くそで・・・。
小学生の頃の、落ち着きのない感じの書体で
ここまで来てしまいました・・・。
忙しい時は、余計に文字が汚くなって
後から自分で読むのも嫌になるくらいです。
このままではいけないと思い立ち、
すぐさま文字練習帳を買って
実は今、毎日コツコツと練習しております。
練習をしていくなかで
やはり、文字が綺麗かどうかを判断するのに
「バランス」はとても重要な要素だな、と
感じている 今日この頃。
私たちデザイン部は
普段、パソコンに入っているフォント(書体)を選んで
文字を入力してレイアウトをしていきます。
文字の配置を調整していくことを
デザインの世界では「文字組」と呼びます。
難しいことのように聞こえるかも知れませんが
至ってシンプルなこと。
このような文字の並びがあるとします。
↓↓↓
このようにバランス調整しました。
↓↓↓
どのように変わったかお気づきでしょうか?
文字と文字の間を詰め、「の」を少し小さくしてみました。
文字間を詰めることで間延びした印象を抑え、
助詞にあたる「の」を小さくしたことで、
メリハリのある文字の配置となります。
他にも、「〇〇円」の円のような単位も
数字に比べて小さくすると
バランスが非常に良くなるのですよ。
↓↓↓
また、「」を使う場合、普通に打つと
このようにカッコと文字との間に大きな隙間が出来るのですが
カーニング※をすることで、違和感のない
きれいな文字組となりました。
※不自然な文字の間の余白を埋める作業のこと。
↓↓↓
このように、少しバランスを整えただけで
同じ文言でも全く違った印象になりますよね。
文字組は、人間が「極、自然だな」と思える形で作ることができれば
きれいな配置だと思ってもらえます。
これは、自分で書く文字の形にも
通じるところがあるのだろうなぁと思います。
・・・来年は、少しでもきれいな文字を書けるようにがんばります。
手書きの文字については少々不安のある私ですが、
パソコンのフォントを使っての文字組はお任せ下さい!
自然で読みやすい文字組をご提案させて頂きます!
それでは、最後になりましたが
2017年も大変お世話になりました。
来年は、平成30年と
元号も大台の数字にのりますね。
皆さまが健康で幸せに過ごしていけるように祈っております。
2018年もオーダーのれんドットコム(ハクロマーク製作所)を
宜しくお願いいたします。
以上、オーダーのれんドットコムの小林でした。
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