変形のれん|様々な形の暖簾をご紹介します
2018年10月03日
オーダーのれんドットコムの長倉です。
縫製に携わる私が、様々なのれんに言及、紹介していくシリーズ。
第7弾は『変形のれん』です。
第1弾〜第6弾はこちら
「のれんのチチ」
「スリットの長さ・重なり」
「袋縫い部分の切り込み」
「割れ部分の丈・幅」
日除けのれん「上下の加工を変える」「ハトメの追加」「強風対策」
「スリットの隙間」「糸の色」
2つの変形のれんをご紹介
変形のれんとはその名の通り、変わった形ののれんです。今回は『斜めののれん』と『波型のれん』をご紹介します。
まずは『斜めののれん』
何が斜めなのかと言いますと…
こちらをご覧ください。
そうです。のれんの下辺が斜めになっているのです。
お客様から「のれんの下の部分を斜めにできますか?」とお問い合わせいただき、「可能ですが、少し波打ったようになるかもしれませんがご了承ください」ということで、製作にかからせていただきました。
波打つとは…?
写真をご覧いただくとお分かりになるかと思いますが、斜めに縫製している箇所が波打つというか、ねじれたようになっています。
アップにしたものがこちら。
通常、生地の目に対して真っすぐに縫製するところを斜めに縫製すると、どうしても生地が伸びてしまい、このような形になります。
ですが、極力ねじれないように細心の注意を払って、製作させていただいておりますので、もし斜めののれんをご希望の際は、参考になさってください。
続いての変形のれんは『波型のれん』です。
あまり聞いたことがないですよね。私もあまり見たことがなかったので勝手に命名しました(笑)
その正体がこちら
まさに波型ですよね!?2枚目なんて躍動感すら感じませんか!?
こちらののれん、どのようになっているかといいますと、膨らんだ部分は餃子のようにひだを作って、生地を寄せていきます。
すみません、少しわかりずらいですね(-_-;)
そして、へこんでいる方は生地に切り込みを入れて広げていきます。
こちらの仕様は斜めののれんと同様に、生地の目に対して斜めに縫製していくため、少しねじれてしまうのが難点です。
ですが、私個人の意見としましては、そこまで気になるほどではないかな…?という感じです。ご参考までに…。
まとめ
今回ご紹介した変形のれんは『斜めののれん』と『波型のれん』でした。その他にも私が知らない、思いもよらない変形のれんがあるかもしれません。
どのような形でも対応させて頂けるように精一杯考えますので、まずはお気軽にお問合せくださいませ。
オーダーのれんドットコムの長倉でした。
お客様の要望をベースに作り上げていく、オリジナルののぼりや旗、幕、のれん、看板を、6つのインターネットショップを通じて受注、全国に製造販売。
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