帆布ののれんを検討中のあなたへ 特徴から製作費までを解説
2023年05月17日
帆布はトートバックや酒屋さんの前掛け、柔道着にも使われているので、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。そのような理由があってか、2割以上のお客様が選ぶ、当店でも人気の生地です。
しかし一括りに帆布と言っても、その数はなんと10種類以上。薄さや素材によって、見え方が変わります。
作った後に「思った素材ではなかった」とならないように、本記事では帆布の種類とそれぞれの特徴をご紹介します。
写真も交えながら、おすすめの用途や製作費についても解説していきます。のれんの生地に悩んでいる方には、必見の内容です!ぜひ最後までご覧ください。
帆布の種類とそれぞれの特徴
帆布(はんぷ)とは:綿や麻で織られた平織りの厚手生地のこと。太めの糸で目が詰まっていれば、全て帆布と呼称されます。かつて日本では帆船に使わていた素材で、そこから帆布と呼ばれるようになりました。別名キャンバス(canvas)とも呼ばれます。
帆布は、厚さによって種類が分けられています。その区分けとして使用されるのが号数です。号数(数字)が小さくなるほど、厚手になります。
ここからは、代表的な帆布の種類をピックアップし、簡単にご紹介します。
1号帆布
帆布の中では最も厚手で重量のある素材。耐久性が求められる帆船の『帆』として使われたり、乗馬用の鞍の部品として使われます。厚手でゴワゴワしているので、肌触りはあまり良くないです。
10号帆布
帆布の中では薄手に該当するものの、他の素材と比べると十分しっかりした生地。程よい厚みが支持され、幅広い用途で使われています。中でも有名なのは柔道着でしょう。適度な通気性を持ちながらも、激しい運動に耐えられる頑丈な素材です。
11号帆布
帆布の中で最も薄い11号帆布は、その分軽くて柔らかい特徴があります。エプロンやトートバッグをはじめ、身の回りにある様々なものに利用されていますよ。薄い素材なので、家庭用のミシンでも縫うことが可能。縫製に慣れてない方でも、比較的簡単に扱えます。
エステル帆布(化繊)
ここまで紹介してきたのは全て綿の帆布ですが、ポリエステル素材もあります。質感や見た目は、綿素材に似せて作られています。オーダーのれんドットコムで使っている生地は、このポリエステル素材のエステル帆布です。号数は綿の帆布で11号相当。弊社で扱う生地の中では厚い方なので、しっかりとした生地でのれんや日よけ幕が作りたいお客様に人気です。
雰囲気は綿素材に近いですが、柔道着をイメージされていると少し薄いと感じる方もいるでしょう。
のれんが手元に届いてから「思っている素材と違った」とならないよう、当社では生地の見本帳をご用意しています。
当社で扱うエステル帆布の他、9種類の生地を一冊にまとめているので、ぜひお手にとってご確認ください。
帆布はどんな人に向いている?
帆布の種類と特徴を解説しましたが、
■どんな素材かいまいちピンとこない
■自分が思い描いている暖簾が作れるか分からない
このような方もいらっしゃると思います。
そこで結局のところ、どのような希望に応えられるか、どんな方にお勧めなのかを事例と共に紹介していきます。
丈夫なのれんが欲しい
帆布は日除け幕にも使われるほど、硬めでしっかりとした素材です。「風が強い場所でも使いたい」「重厚感や高級感がほしい」そんな方にはピッタリです。
発色の良いのれんが欲しい
帆布は素材そのものが真っ白で、鮮やかな発色が特徴。白色をベースに清潔感のあるのれんを作りたい方に最適です。
のれんと日除けのれんのデザインを合わせたい
帆布はのれんにも日除け幕にも使う生地。同じ店舗で使用する場合は、素材を合わせることをお勧めします。そうすることによって質感や色が自ずと一致しますから、統一感を出せます。セットでお考えの方には是非ともお勧めの素材です。
この他にもお客様から頂いた写真をアンケートと共に多数掲載しています。素材やサイズ選びの参考になるので、併せてご覧ください。
帆布のれんの価格
ここまでご覧になった方は、帆布が自分の用途に適しているか、ある程度お分かりいただけたと思います。ただ帆布に決める前に、もう一つ気になることがありますよね。
それが価格です。せっかく自分に合う生地だとしても、予算を大きく超えてしまっては作れません。最後の障壁である金額について触れたいと思います。
単刀直入に言うと、のれんの製作費はご覧の通りです。
私が日々お客様とお話する中で比較的多いサイズで金額を出していますが、もちろんこれ以外のサイズでも制作できます。
面積によって金額が変わりますから、ぜひ一度希望サイズでお見積りを取っていただければと思います。
と言ってもわざわざ見積もり依頼の必要はありませんのでご安心を!
問い合わせをせずとも、以下の専用フォームでサイズを入力していくだけで、すぐに出ます。とても便利と好評ですので、ぜひご利用なさってくださいね。
ご注文やお見積りはこちらから
https://www.hakuromarkss.jp/product_form/noren/spec
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まとめ|帆布ののれん
本記事ではのれんを検討中の方に向けて、帆布の種類や特徴、製作にかかる費用を解説しました。
エコバッグや柔道着に使われているため、身近な存在の帆布。しかし号数によって薄さが違うので、製作前に生地サンプルを取り寄せて、思っている質感・厚みかを確認しましょう。
・帆布もいいけれど、他のおすすめ生地も知りたい
・こんな使い方を想定しているけど、帆布で大丈夫?
など、気になることがあればお気軽にお問い合わせください。年間1700件以上ののれんを製作している知見をもとに、お客様に合わせたご提案をさせていただきます。
記事を書いた人
2005年にハクロマーク製作所へ入社。製造現場で7年、のぼり旗やのれんの製作に携わる。現在はオーダーのれんドットコムの店長として、お客様対応や問い合わせへの回答、在庫管理まで幅広い領域を担当。製造現場にいたからこそ、出来ること出来ないことへの判断が迅速で、説明の分かりやすさに定評がある。
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