のれんは断熱効果があるのか!?寒さを乗り切るテクニック満載
2024年03月22日
「リビングと階段が繋がっているため、2階から冷たい風が。暖房を付けているのに、部屋が温まらないのは何とかならないの?」とお困りではありませんか。
そのお困りごと、のれんを設置すれば解決できます。
本記事は、なぜ家の中が寒いかを説明した後、のれんの断熱効果について詳しく解説。リビング階段での実験結果も紹介しているため、具体的な効果が分かります。のれん以外の寒さ対策にも触れているので、あなたの持つ悩みをきっと解消できるはず!
その場所に合ったオリジナル暖簾を作って、日常生活をもっと快適にしましょう。
家の中が寒くなる原因
熱は温度が高いところから低いところに移動する習性があるので、暖気は外に逃げてしまいます。温かい空気は外にいく一方で、冷気が外から入ってくるため、家の中は寒くなるのです。
断熱性に優れた住宅では、熱が外に逃げるのを遮断できますが、そのような作りの家ばかりではありませんよね。
気密性が考慮された住宅でも、月日が経つと玄関のドアや窓に歪みが生じる可能性もあります。ほんの僅かな隙間からでも、冷気や風が入ってくるので、ご注意ください。
家の中で冷えやすい場所
リビングに階段や吹き抜けがある場合、暖気が上に逃げてしまい、冷たい空気が2階から入り込んできてしまいます。
そのためリビング階段は、どうしても暖房効率が下がり、寒い場所になってしまうのです。
ただ比較的簡単にできる寒さ対策があります。空間の仕切りとして、カーテンやのれんを使用することです。『冷気の侵入』や『暖気が出ていく』のを抑え、暖房の効きを良くしてくれます。
のれんは断熱効果がある?
理屈は分かったけれど、『実際どれほどの効果が期待できるか』が最も気になるポイントですよね。
結論から申し上げると、のれんを設置するだけで、暖房効率が3倍に上がりました。この章では、実験の内容と結果について、詳しく解説します。
実験内容
Aさん宅では、リビングにある階段から、2階に上がれるようになっています。必ずリビングを通るので、コミュニケーションが取れて良いのですが、暖房の効きが悪く、悩んでいました。
そこでリビング階段にのれんを設置。
効果を確かめるために、室内の温度が12℃の時に暖房を付けて、16℃になるまでどれだけの時間がかかるかを検証しました。
実験結果
開始時刻 | 終了時刻 | 到達までの時間 | |
---|---|---|---|
従来 | AM7:00 | AM10:00 | 3時間 |
のれん設置後 | AM7:00 | AM8:00 | 1時間 |
設置前は、16℃まで上がるのに3時間かかっていたのが、のれんを設置すると1時間に短縮されました。
リビング階段にのれんを設置するだけで、部屋が温まる時間を3分の1に減らすことができたのです。もちろん部屋の大きさやエアコンの性能によって差がありますが、あった方が良いのは間違いありません。
部屋が早く温まれば、消費電力を抑えられるため、節電の効果も期待できます。電気代はどんどん上がっていますから、のれんやカーテンを活用して、節約名人になりましょう。
暖房効率を高めるために
前の章で述べた通り、ほんの僅かな隙間でも冷気・暖気が行き来してしまいます。つまり出来るだけ隙間がないよう、のれんをぴったりサイズで作るのが重要なポイントです。
既製品だとちょうど良いサイズを見つけるのは難しいので、オーダーで作ることをお勧めします。
今回実験のために作った横800×縦2250mmの暖簾でしたら、製作費は14,000円(税抜)。
安い買い物ではありませんが、節電効果のことを考えると、決して高くはありません。
商品仕様
●生地
リビング階段で使うのれんには、スエード生地を推奨。
●仕様
上辺は棒が通せる袋加工(筒状になっています)。
実験をした家は、天井までが高かったため、2本の突っ張り棒を使って、L字に設置しました。
手が届く範囲に設置する場合は、1本の突っ張り棒で十分なので、設置も簡単です。
注文方法
本記事でお勧めしているスエードは、姉妹サイトの旗幕ドットコムで扱っている生地です。
お見積りフォームで希望サイズを入力すると、金額がその場ですぐに分かります。
もちろんお見積りは無料なので、興味のある方はぜひご利用ください。
人が通りやすいようにスリットを入れたい場合は、ご要望欄に「スリット希望」とご記載ください。
※スリットは無料で入れられます
追加でできる寒さ対策
このように空間の間仕切りにのれんやカーテンを活用するだけでも、高い効果が期待できますが、「寒さを防ぐために、できることは全部やりたい!」という方のために、追加でできる寒さ対策をご紹介します。
空気を循環させる
先に述べた通り、冷たい空気は下に、温かい空気は上に溜まります。せっかく2階からの冷気を遮断できても、温かい空気は部屋の上の方に滞留してしまうわけです。
ではどうすれば良いかというと、サーキュレーターを使って、空気を循環させましょう。
※天井に向かって風を送るように設置すると、最も効果的です
部屋の空気を循環させることで、温かい空気と冷たい空気がかき混ぜられ、室内の温度が均一になります。
窓用断熱シートを貼る
窓用断熱シートは手頃な価格で購入でき、夏の暑さや冬の寒さを軽減できる便利なアイテム。最近は道具を使わずに貼るだけのタイプも多く、設置の手間もかかりません。
これを使うことで、窓ガラスから熱が伝わるのを抑制し、暖房効果を高めてくれます。ただしパッと見ただけで、断熱シートを貼っているのが分かるため、「見た目が気になる」という方はいるかもしれません。
まとめ|のれんの断熱効果
家の寒さにお困りの方へ、のれんの断熱効果を解説しました。
暖房効率を高めるためには、出来るだけぴったりサイズの暖簾・カーテンを用意しましょう。そうすることで、冷気の侵入・暖気が逃げていくのを抑えてくれます。
既製品に良いサイズがあればいいですが、見つからない場合は、オリジナルで作るのがお勧め。当店ではオリジナルの暖簾が、希望サイズで作れますので、ぜひご検討ください。
サイズや生地等ご不明点がございましたら、ご注文前であっても、お気軽にご相談くださいね。
お客様の要望をベースに作り上げていく、オリジナルののぼりや旗、幕、のれん、看板を、6つのインターネットショップを通じて受注、全国に製造販売。
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