介護施設・老人ホームののれん

介護施設や老人ホームでの活用方法

のれんは飲食店などの入口に見られる、お店の顔のようなものです。
店名や提供している商品、サービス、あるいは象徴的なイメージイラストや写真などを入れて、各店舗によっては個性的なものもあり、看板のような意味合いも持っています。

このように、そのお店をアピールする方法にもなるのれんですが、店舗だけではなく、介護施設や老人ホームなどでも利用されています。

介護施設や老人ホームののれんの利用シーンとして多いのは間仕切りの用途です。
部屋の中で個人のプライバシーを守るためにのれんが利用されていることがあります。
老人ホームでは利用者が相部屋にならざるを得ないことがあり、同じ部屋になった人に姿を見られるのが恥ずかしいと思われることもあります。
ベッドとベッドの間にのれんを付けておくと目隠しになるので、利用者がより快適に過ごせるようになります。
程良く隙間のあるのれんは圧迫感も無く、ちょうど良い目隠しにもなるため一人一人が安心して暮らしていけるように、介護施設や老人ホームではのれんを活用しているケースが見られます。

他の利用シーンとしては介護施設内にあるお風呂です。
銭湯や温泉などの施設では、男湯・女湯ののれんが掛けられているのが一般的です。
同じように、お風呂の位置を示すのれんは利用者にも理解がしやすく、
のれんの暖かみや雰囲気は気持ちの切り替えにも役立ちます。
デイサービスを利用している方にとってはいつもの家のお風呂とは違う、非日常的な空間となり、良い刺激を与えることも可能になります。

なお、のれんはデザインもさることながら、素材や加工にこだわると様々な効果を得られます。
例えば燃えにくい防炎加工をすれば、防災に役立てることが可能、水をはじく撥水加工もできます。
遮光性の生地を選べば、室内を効率良く快適な環境にすることもできます。

のれんは看板と違って比較的リーズナブルな製品ですので費用も安く抑えることが可能です。
それぞれの場所や部屋などの環境、利用者の好みや要望に合わせたのれんの活用で、より良い介護サービスを提供してみてはいかがでしょうか。