教えて!Q&A
のれんで透けにくい生地はどれですか?
麻風生平と麻風スラブ以外であれば、透けにくさはさほど変わりません。
たしかに厚手の方がより光を通しにくいですが、それよりむしろ「色」の方が、透ける透けないに影響を与えます。
どういうことか、透け感が分かる実験をしましたので、写真を使って説明します。
当店で取り扱いののれんの生地は8種類ですが、今回は最も厚みのある『厚手スラブ』とシワが付きにくく人気の『バンテン』で比較してみました。
こちらは厚さ0.45ミリのバンテンです。
光が当たると、人のシルエットは薄っすら浮かび上がります。
顔の表情までは分からないので、間仕切りとしては十分使えそうです。
続いて、最も厚みのある『厚手スラブ』です。厚さ0.75ミリとバンテンより約1.6倍の厚みがあります。
先ほどのバンテンよりも少し見えにくくはなりましたが、シルエットはぼんやりと映っています。
ただ、「人がいるのかな?」ぐらいで、服装はおろか顔の表情は全く分かりません。
次に厚手スラブののれんで、背景の色を黒にしました。
かなり見えづらくなりましたね。背景を黒色にすることで、シルエットもほとんど分からなくなりました。
ご覧の通り、『生地の厚み』もさることながら、『背景色の濃さ』が透け具合には最も大きく影響します。
厨房やパントリー、お風呂場のような場所で目隠しとしてのれんを使うとき「どの位透けるか?」が気になりますよね。
後ろが透けて(見えて)ほしくない場合は、出来るだけ濃い色(黒や紺系、深緑)で作ることをお勧めします。
生地見本帳をご請求いただければ、実際の生地で透け感を確認できます。無料で取り寄せられますので、ぜひご確認ください。
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こちらの動画では、バンテンと厚手スラブだけでなく、全生地で透け感の実験をしています。是非ご覧ください。
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